2009/08/22

SVJENのFAQ

先月ですが、SVJENというサイトのFAQにこのブログが参考掲載されました。

そのリンクから飛んでくる人も多いようなので、ここで少し関連事項をまとめて掲載しておきたいと思います。


じゃ、さっそくですが僕のリンクがあったところから・・・

シリコンバレーでは創業者がCEOになるのか?

これに関しては、80年代は皆そんな感じ。スタートアップでも専門職化が進んだのは90年代に入ってからで、現在は外からCEOを引っ張ってくるというのは普通です。
ただし、創業者のトラックレコードがある場合や、強いサービスを持っている等スタートアップ側の方が投資家側よりも強い立場の場合はこれの限りではありません。

トラックレコードのない創業者がVCから資金調達した場合は、VCがトップを引っ張ってきて休む間もなく先へ進み、できない創業者は「オラオラオラ、お前クビ!」って感じになります。

「信じられませんぜ、自分で作った会社なのにクビですぜ!」っていう人が私を含め、シリコンバレー界隈には結構な数を見ることができますが、なぜかみんな明るいのが特徴か。
人によっては一度ならず複数回も同じ経験しているツワモノもいるしね。

このように、日本でならばきっと「乗っ取りか?」となるようなことも、ごく普通の光景であるのがシリコンバレーでのスタートアップなわけです。

ただ、何でもそうですが揺り戻しはあるもので、セミコンやライフサイエンス等、お金のかかる事業は別として、そういうスタイルが創業者にとって本当に幸せなのかどうか、その辺を考えるアントレプレナーが現在は多く出てきているあたりでしょうか。


資金調達について

SVJENのFAQでは、「チームが大事」と書かれていますが、それはその通りです。
ここも結局、そのチームにどれくらい信用に値するトラックレコードがあるかという部分が重要になってくるところ。
銀行が何らかの担保を取ってお金を貸すように、投資家は

● 事業の将来性が良く、かつメンバー構成が良い

● 誰がやっているか知らないが、事業の成長率がスゴイことになっている

と、この2つのパターンのどちらかを担保にお金を出します。
また、当然ですがそういう会社には投資家が集中し、そうでない会社は頑張っても資金調達が難しいというのが今であり、雨が降っていないのに傘を貸そうとする、雨が降ったら傘は貸さない、という投資家も銀行もさして変わりがないというのが現状であります。

ちなみに「メンバー構成がよく、事業の成長率もスゴイことになっている」ようなスタートアップは、業種にもよるものの、既に投資家からの資金調達は必要ないでしょう。

<メンバー構成>ってのは、つまり、

● そのキャピタリスト当人がよく知っている人が入っている

● 信頼ある知り合いの紹介でリファレンスを確実に確認できる人が入っている

● 誰でも知っているような有名人が入っている

と、大きく上記3つに区分できます。

そういう「こりゃ、すげえメンバー構成だわ」と第三者に判断されるような人とは普通、一緒のチームではできないものなので、特に日本人の創業者の場合は何が何でも<成長著しいサービス>を頑張って作ることが重要かと思います。

その成長著しいサービスを作って、投資を引き入れ、互いに協力して成功することができたならば、あなたの会社に投資した投資家達にとって、あなたはいきなり「スゴイ人認定」となり、次回からはあなたがいるというだけで、成長性の見込める事業アイデアを持っている限り、同じ投資家からはアッサリと投資を引き出すことができるようになるわけです。
「前回儲けさせたんだから、今回もチョット頼むよ」という感じですな。

ただ、現状を踏まえると、VCをはじめ投資家から資金調達を行うということは、よほどじゃない限り難しいでしょうなぁ。仮に投資OKでも今ならシリーズAで半分くらいのシェアは普通に持っていかれるのでは。
というか、仮に半分持って行かれたとしても、今、VCから資金調達するまでたどり着ける所は、かなりマシな部類でしょう。
VCも今のポートフォリオを何とかすることができる所も少なく、非独立系や政府系ファンドに食いついている所以外は、皆LP探しに必死という状態のようです。


エンジェルインベスター

よって、エンジェル様の登場なのですが、今はこちらもかなり難しい状況。

エンジェル様の場合は、大体、シリーズA時に10%くらいのディスカウント価格で株にコンバートするConvertible Notesが多いと思いますが、今はどうだろうなぁ・・・スタートアップに投資できる余力のある個人投資家の存在は、極めて稀になってきているで候。
一応、投資家のための簡単な準備についてはココに記載しています。

ちなみにConvertible Notesの本質とは、「企業価値をその場で算出しなくて良い」という点であり、これを用いることで以下の特典があります。

● その後の投資ラウンドがダウンラウンドになってしまい、エンジェルインベスターが損失を被る可能性を避けられる

● 次ラウンドであまりビジネスに関係のないエンジェルが、シェアをたくさん持っているという状態を避けられる

● 形はローンなので、スタートアップ側としては期限内にキャッシュで返しても良い。その場合、エンジェル側としては金利分を利ざやにできる(とはいえ、金利は年3~5%くらいが多いかと)

Convertible Notesとは、この辺、特にその時点での企業価値を算出しなくて良いという点を解決できる互いにとって有効な投資手法というか、ローン契約なわけです。

これがないためによくあることとしては、創業初期、あまりビジネスに関係のないエンジェルインベスターに大量のシェアが渡り、次の投資家や社員がその状態を嫌がる、もしくは創業者本人のモチベーションが下がる、そして結局、株を買い取る買い取らないという話に発展・・・というのがよくあるパターンです。
(実際にこの微笑ましい光景をやっているスタートアップというのは結構多くあります)

続きはまた・・・

2009/08/01

日本です

先日から京都に滞在しています。
来週からはちょっと東京に移動し、その後は北海道→京都もしくは東京と経由してアメリカに戻る予定です。


今回、基本的には製品のセールスで来ているのですが、R&Dのオフショアリングに関しては、最近日本がインドや中国といったオフショアリング代表国に対しても、コスト面では十分対抗できる存在に育っていることに気づき、内容によっては少し長めに滞在してその辺の調査もやってみようかなとも考えてます。
(というか、中国やインドが勝手に高くなっていっただけなんだけどね)

日本ではオンラインコミュニケーションやネットワーク系のスペシャリストを見つけることは難しいですが、特定ゲーム機のグラフィックエンジニアは割合に多くいるようです。
米国では逆にネットワーク系のスペシャリストを見つけることは日本よりも簡単ですが、特定ゲーム機のアプリケーションを作れる人はなかなかいません。

僕自身も10年近くオンラインコミュニケーションに特化している会社をやっていることもありますが、今後、今持っている製品の特性を生かした次のステップを考えているので、このブログを見て僕と一度会ってみたいと思う方がいれば是非ご連絡を。
オンラインコミュニケーションスペシャリストやゲームアプリケーションエンジニアの方(特に任天堂プラットフォーム経験者)は歓迎します。
メールアドレスは、右のAbout Meを開くと連絡先がありますので、そこからどうぞ。

僕自身の紹介はココ。
ただし、今はもう特務上級曹長ではなく中尉です。(どうでもいい情報)

では連絡をお待ちしています!

2009/06/06

E3 in L.A.

6月2日から行われていたE3に行ってきました。

今年は2006年以来の一般公開もありということで、どんだけ盛り上がるのか期待して行ったものの、2006年に比べるとややこじんまりとした感じでありました。

ちなみに今年のGDCも去年に比べるとこじんまりしていたので、さすがに不景気なんですなあと・・・


その他、06年と比べると日本人の姿が圧倒的に少なかった所かな。㌧フルの影響でしょうけど。
私の知り合いのジャパニーズパブリッシャー達も「豚インフルで全員ストップです。イー!!スリィ!!」と言っていた。(しかし日本も既に感染者一杯いるからたいして変わらないとも思うんだけど)

会場は、Westがハード系やアイテム系でSouthがソフト系の展示。でもSouthもWestも奥の方はガラガラ。
06年は全部詰まっていて、それでもスペースが不足気味でさらにベンチャー規模の展示者数も多かったためか、ベンチャー専用スペースにもいろいろ面白いのがあったけど、さすがに今年はゲーム業界も不景気であります。という感触を受けました。

今回は、PSP GoとかXbox360のモーション入力系(これは展示はナシだったけど)が話題だったかな。
ランチの時に向かいに座ったプレスの人と話をしていたら、彼はXbox360のモーション入力が大変気に入った様子だったらしく、詳細をいろいろと教えてもらえました。

しかし、モーション入力系は既に日本のケータイでもあるし、基礎技術も数年前からあったので、あとはコンソール機にいつ搭載されるのかが注目でしたが、とうとう今年初搭載ってことで楽しみの一つ。

ただ、これ使ったゲームのテストは相当体力が必要になる気がするのは気のせいでしょうか?(笑
これまでボタン操作のみだったのが、体を使うわけですからな・・・動け!そこで無駄に動け!ジャンプしながらさらにジャ~ンプしてすかさずグレネード!とか、無尽蔵な体力が必要になりそうですが。

PSP Goは、どうもUMDが消えたっぽい・・・
これって、とうとう「販売店様切り捨てごめんネ」ということなんでしょーか?

デベロッパーやパブリッシャーにとっては朗報だな。くらいで一瞬スルーしそうになったけど、よく考えたらすごい大胆な決断。
いや、しかしいずれはこうなるのですから、先陣を切ってそれに着手したソニーには素直に拍手。(僕が販売店の人間だったら、かなりブーイングしただろうけど)

そんなこんなで今年のE3には、そんなに心躍る展示はなかったけど、ある意味「ゲームメーカーのビジネスモデルがひっそりと変わり始めた年」として覚えられることになるのかも知れません。

さて、今回のE3で個人的No.1は、M2とかいうハンドヘルドゲーム機でした。
なんというか、ちょっと一昔前の形状というか、「DS Liteの上画面取りました。しかしその分無駄に重厚にしますた」的なアピアランス。

こういうのって、毎回出てくるけど、毎度のごとくひっそり消えて無くなるため、都度カメラに収めることがもはや個人的責務にもなっています。



「ゲームが最初から100個以上入ってアルヨー」
「○○なゲームも××なゲームもできるアルヨー」

みたいな呼び込みで客足を遠のかせていたので、すんなりと撮ることができた。

ちなみに、「これってネットにはつながるの?」と聞いたら、「つながらないけど、ソフトはダウンロードできる」みたいな答えが返って来たので「???」みたいな顔してたら、「なんか、アタシよく分からないから上司を呼んでくる」と言われたので、そのまま逃げちゃった。
(今思えば、上司を呼んでもらってM2をネタ買いしても良かったかもと後悔)

その他は、ずっと某メーカーのミーティングルームでミーティング。
ミーティング後はそのままI-5をかっ飛ばしてきて、5時間半ちょいでサンノゼに着きました。

2009/05/08

こんな時代

㌧フルの勢いある昨今ですが、家から徒歩5分圏内の学校で感染者が発生し、休校状態となりました。
いやはや、怖い昨今です。


でも誰もマスクなんぞつけてません。
その代わり、スーパーでは殺菌ペーパーを見かけるようになってきました。カートを触る前に掴む所を拭いてねって感じのやつです。

しかし・・・今、アメリカから日本に行ったら、「なんか変な菌がいっぱいいる汚い国から来た人」みたいな扱いを受けるみたいなので、日本行きには躊躇するところではあります。

ちなみに私の知人は、先日、日本で熱が出たため病院に行ったところ、「熱のあるガイジンがきてる!」みたいな感じですごい勢いで周りから避けられたとか。
今の日本で、ガイジンが熱を出したら大変な差別に合うという挑戦をしてくれた彼に乾杯。

ビジネス方面の話をすると、僕を含めて周りの現状としては、どうにかしてサービスをお金に換えるよう模索している所が多いと思います。一つでも機会を逃すとクローズする道しか残っていない状況なので、僕もですが皆必死。
また、可能性のありそうな土俵があるということになれば、iPhoneアプリのごとく皆一斉にそこへジャンプインするため、可能性のありそうな土俵もあっという間にレッドゾーン化し、結局儲かるのは胴元だけ・・・という図式になりがちです。

iPhoneアプリに関しては、反面、大企業は固い商売を心がけ、必ず売れるという商品のみにフォーカスして展開する傾向が強いため、スタートアップはその軸からズレた新しいジャンルでは勝負がしやすくなります。
例えば、大企業はそこに過去の実績が既にある「確実に売れそうなタイトル」を出してきます。それ以外の売れるかどうか分からないチャレンジングな商品をこういう時代にイチから制作することはあまりありません。

スタートアップは、大企業が景気の良い時代ならば、「ちょっと面白そうだからやってみようか」と手がけていたであろうジャンルに手を伸ばせば、そこに商機がある可能性が十分にありますし、そもそも少人数であればとりあえず自分達が食べていければいいわけですから、いろいろなチャレンジがしやすい時代ともいえます。

大企業に大きく出てもらうことで開拓部分(iPhoneアプリのユーザーへの認知)をお願いし、自分もちゃっかりそこで儲けるというストーリーを描ければ、少人数が生き残る分には十分でしょう。
とにかく、大企業とは同じ土俵で戦っても同じ技では対抗せずに、次の窓が開くまでコツコツと実績を積み上げていくことが大事です。

また、こういう時代においては、「大企業の定義」も考え直す必要があります。
何をもってして大企業か、と言われれば、普通は「従業員がたくさんいる」や、「売上げがたくさんある」、または「歴史が長い」などに囚われがちですが、そうではなく、「一般に固定化した商品イメージを植えつけることに成功した、もしくは成功しつつある企業」に変えた方が良いです。

WEBサービス企業でいうと、例えばAlexaやCompeteでそのサービスの月間ユニークビジターが50万~100万人を越えているようなサービスを持つ会社は、いかに1年前に創業した会社であろうが、「既に大企業」と捉えた方が良いでしょう。

そういったネットを味方につけたスタートアップは話題にもなりやすく、相手もまだスタートアップ(=こちらとたいして変わらない)だと思ってついつい似たようなことをやりたくもなりますが、そういう所とは一切、技で競わないことです。
似たような技ならば全然通じないと思った方がいいでしょう。

マーケティングなことに関しては、普通にYouTubeだとかWebのニュースやブロガーに依頼して掲載してもらうだとかは、既に使い古された感があり、かつ、たいして効果的でもありません。有名人の興すスタートアップならば話は別ですが、無名人ならばやらないよりは多少マシくらいな感じです。

僕が東京でゲームソフト会社をやっていた頃なので結構昔の話ですが、とある知り合いのゲームソフト会社がキャラクターの画像集やポスター類ではなく、ゲーム内に出てくる「きしめん」をコミケで販売した所、なぜかそれが話題となってニュースで取り上げられ、その効果できしめんが売り切れ御免となり、さらに「きしめん売り切れ状態継続中」が話題となって、「何だか知らないけど本体が売れた。きしめんの方が売れたけど」という訳の分からないマーケティングで大成功だったということがあります。(本人、狙ったわけではなさそうでしたが・・・)

特殊な例ですが、こういう時代はそういう発想こそが求められているのかも知れませぬ。

2009/01/21

2009年

あれっ、気がついたら年が明けていましたね。

あけましておめでとうございます。(今さら)


今年は大統領も新しくなり、アメリカは何やら国全体がワクワクしているような雰囲気です。
特にオバマ新大統領は、既に「現代版環境にやさしいニューディールをやる」と発表してまして、もうシリコンバレー界隈のグリーンテック業界は盛り上がりまくりですよ。
いやいやいやいや、オバマさん、そろそろこの辺の貧弱貧弱ゥな通信ネットワーク環境を素早く何とかしてくださぁぁあい。

ただし、新大統領になったからといって、現在抱えている経済問題がすぐに解決するわけではなく、さすがのオバマ大統領でもしばしの苦戦は予想されますが、こういうリセットの時期にすごいタイミングで期待率の高い新大統領の出現というのは、奇跡に近いものなのではないかと思います。

いやほー、ミラクルミラクル。

景気は人々の深層心理によっても左右される部分がありますから、それが良い方向に早く働いてくれれば、2期目前の頃には希望の光が見えているかも知れませんねえ。
逆にそれまでに光が見えていなければ、すんごい勢いで白人保守勢力部隊から叩かれ、現場から引きずり下ろされることになるのかも知れませんが・・・。

あと、いろいろとスッタモンダしていますが、今後基本的にアメリカ国内で成長見込みのある市場は、輸入に対してクローズドになっていくはずです。
さらにそれにプラスして、自動車産業の大打撃に見られるよう米国民に対してこれまでのような消費力を期待することは少なくてもここ数年は無理な状況になるでしょう。

よって日本の製造業にとってはダブルパンチ佐藤気味となり、多くの米国内オフィスが規模縮小化しそうです。

スタートアップに関しては、2001-2002年頃の状況に酷似しています。
VCはレイトステージ以外のスタートアップをしばらくは相手にできないでしょうし、無償ユーザー数を集めてなんぼみたいなビジネスも広告費が削減されていく中、大きい所以外は非常に舵取りが難しくなってきます。
コンシューマ向けビジネスは、そのテクノロジーを核にエンタープライズ系に軸を変え、「売上げで生き延びる」方向に走ります。

前回もそうだったけど、こういう時代は、「強みを生かしつつ、全世界を視野に、安く作って、安く多く売る」が基本姿勢であり、次の時代の窓が開くのを待っていることが大事なわけです。

さあ、こういう時代、どんな分野が伸びるでしょう?
今、その分野で、「安く作って、安く多く売る」を実現できるスタートアップにとっては、次の時代で主役に躍り出ることのできるチャンスな時期であり、過去を振り返ってみても、こういう時こそがスタートアップにとっては面白い時代のはずであります。

さらに、いつぞやのエントリーでも書きましたが、今は、一国のみならず世界を舞台とした「作る」「売る」「買う」に関して、数多くのサービスが存在しているので、(ここが2001年頃とは違う所)実は前よりも楽に「安く作って、安く多く売る」がやりやすい時代になっているということを忘れてはなりませぬ。

そう、考え方によってはちょっと前よりもかなり良い時代になっているんですよ。

そして時代とテクノロジーは好景気であろうが不景気であろうが、前へ進むこと以外はできず、消費もしないわけにはいかない。
目に見えてひどくなる産業はひどくなるけど、実力を発揮する産業はこういう時代でこそ発揮するわけであります。

最後に、

オバマさん、そろそろこの辺の貧弱貧弱ゥな通信ネットワーク環境を素早く何とかしてくださぁぁあい。アゲイン。

ところで、今年のGDCは3月23日からです。

2008/11/16

犯人捕まる

金曜日の夕方に、僕のオフィスから2軒隣のビルディングで起きた銃撃事件の犯人が捕まりました。

犯人は、土曜日の午前10時過ぎにマウンテンビューのニジヤ周辺の駐車場にいた所を逮捕。
(よく行くんですけど・・・・ニジヤ)

捕まった時は武器を所持しておらず、どっかに捨てちゃってたみたいです。


しかしまぁ、とりあえずこれで一安心。

金曜日は真面目にビビリましたよ。まだ犯人がこの辺ウロウロしてんじゃないの?って。
武装した警官から、「今さっきシューティングがあって3人殺されたんだ。犯人は逃走中でこの辺にいるかも知れないから危ないぞ!外に出るな!」と言われた時には、背筋がピン・・・いや、凍りました。

怖いねー、ホント怖いね、USA

前回の写真を撮ったのが午後4時半頃だったと思うのですが、その後、パトカーのみならずTV中継車とか中継ヘリ等も増えてきて、周りはエライ騒ぎに発展していくことに。

今回、事件のあった会社は、僕がいつもランニングをする時に通る道沿いにあり、また社名の一部にある「SIP」という名前が以前、自社ソフトで使っていたプロトコルの名前だったので、「何の会社なんだろうな?」と思いながら走ってた記憶があります。

しかし、そこでこんな事件が起こるとは・・・

ところで、さすがにすぐ近くで起こった事件だったので、いろいろなニュースサイトを見て回って初めて知ったけど、こっちのニュースって結構すごいんですよ。

もちろん、配信会社によって違いはあるのですが、一番びっくりしたのは、容疑者がどの辺に住んでいるか、家の周りはどういう環境か、さらに容疑者の家の説明(2階建てで家の前に飾り付けられた木があって、さらにバスケの練習用ゴールがあるだとか、家の価値がいくらだとか)、子供の数と年齢等など・・・。もうね、これって場所特定できちゃうんじゃないの?というくらい詳細を書いてるんですよ。いやはや、ここまで書いちゃったら凸撃野郎がたくさん出てくるのでは。

とにかく、犯人が逮捕されて良かったのですが、最近はレイオフも多く、こういう事件が今後また起こらないとは限りません。

ベイエリア在住の皆様、十分お気をつけ下さい。(とはいえ、どんな防御策があるかは私には分からぬ)

2008/11/14

銃撃事件

いやー、びっくり!!こえー。
うちのオフィスから2軒隣のビルディングで銃撃事件発生、犯人逃走中です。

しかも、3人死亡したらしい。


ちょっと30分ほど外出していて戻ってきたら、5台くらいのヘリコプターがオフィスビルの上空をギョンギョン飛んでいて、見たこともないような台数のパトカーが止まってて、武装警官もたくさん。ビビりました。というか今もですが。

ま、まさか、この前Newarkで起こした信号無視の件で俺を捕まえに来たのか!で、でも、違反金は12/9までに支払えばよかったはず!と思いましたが全然違ったようで、そういう意味では胸を撫で下ろしましたが。

なんだなんだ、と思って見に行った所、目の前の警官から「それ以上行くな!」と止められました。
で、その警官から銃撃事件があったと知ったわけであります。

しかも、犯人は今も見つかっていないようなので、サンタクララ周辺の皆さんは気をつけて下さいね。

とにかく、ここはヤバイ。今日は早く帰ろう・・・

現状のニュース
http://www.mercurynews.com/breakingnews/ci_10987100?nclick_check=1


これ以上近づけない・・・
(ちょっと見づらいけど向こう側はパトカーだらけ。手前の交差点側もバリケードで通行止め。そして11月なのに半ズボンで写真を撮る人)


上空を旋回し続けるヘリ


追記:
最新のニュースを確認した所、会社に解雇されたことに対するの腹いせの犯行だったみたいです。
そういや今日もサンマイクロが5000人のレイオフを発表していたなぁ。
いずれにせよ、犯人の即逮捕と亡くなった3人のご冥福をお祈りします。

2008/10/09

バブル崩壊とスタートアップ

ここに来て、さすがに今回のものは前回のITバブル崩壊どころではない空気が漂って参りました。

今日久しぶりに会った某VCの友人キャピタリストは、まさしく今、二号ファンドを生成中みたいなのですが、「全然お金が集まらない」とボヤいていたと同時に、「先週、某スタートアップに$800Kの投資を行ったんだけど、22%のシェアを取れたんだよ」と自慢げ。

現場では、さっそく昨今の経済事情が反映されてるみたいです。


上の例はスタートアップ側には不利なディールでしょうが、投資する側において、やはり今は仕込み時期であることは間違いありませぬ。(ファンド生成できたVC限定ですが)
まぁ、でも資金が回るスタートアップはまだマシで、今は創業そのものが厳しい時代だと感じます。

日本の場合は確か、92~93年頃にバブルが崩壊し、97年に山一や拓銀の倒産があったので、僕のような普通な人が不況絶好調を感じるまでのタイムラグは約5年。(俺、ニブすぎ?)
アメリカの場合は日本の例があるため、もう少しマシな手当てをすると考えてみても、来年になるともっと不況感を感じるようになってくるでしょう。

あと、実は住宅ローン(サブプライム)もさることながら、カードローンを証券化したものも緊急手当てしないと結構ヤバいという話もあり、カード天国アメリカの場合、こっちがコケると今よりも大変なことになるんじゃ・・・ということで、まだちょっと将来が見えない状況が続きそうであります。

まぁ、そう考えるとアメリカの今は、まだ本格的な冬時代を告げる序曲が鳴り始めたという時期でしょうか。
個人的には、金融業界のために$700ビリオンものお金を使うのではなく、モノが売れるような方向で、実経済を活性化させる企業等に資金が回る仕組みで注入した方がよほどマシなんじゃないかと思いますが。
というか、困ったら税金投入して助けるって。。。そんな業界は野放しにしとかないで、半官半民とかにしとかないとダメなんじゃないの?

問題はスタートアップ。

少し前述したように、今は創業そのものが厳しい状況であります。

恐らく今後、あちこちでレイオフが始まり、買い手のない人々はこの地から去り始め、101からまた車が消えて、オフィスの空室も目立ち始めることになるはず。
そうなってくると、いい人やオフィスが割りと好条件で手に入るようになるだろうし、まさに買い手パラダイスという感じに推移していくでしょう。
そういう意味では、「スタートできた会社限定」で、業種によっては高い成長を得る機会になるはず。

ただし、Exitに関して言うと、ちょっと前までシリコンバレーのスタートアップで働く人々は、「Exitした時が本当の給料日(日々の収益よりも、最終的にどうExitするかが問われていた)」と言われてたけど、今回のドボンで本当の給料日がいささか遠くなるはずなので、今後は多くが「確実な収益」になる道を模索し、次の窓が開くまで頑張ってサバイブすることになるでしょう。

ここにも書いたけど、IT系業種の場合、今回のキーワードも、ITバブル崩壊後と同じく、「企業用途」と「携帯電話関連」あたりかな。

もちろんIT系のみではなく、今後はむしろクリーンテックやクリーンエネルギー関係の伸びが目立っていくはずで、実際に僕の知り合いのセミコン系エンジニアは、今、クリーンエネルギー関係の会社を興そうと頑張っていて、この時期にも関わらず結構な資金を集めているそうであります。

いずれにせよ、スタートアップ側にとっても、今、3~4年先を見越して自分のポジションを考え、他人が始められないこの時期に何かを始めることができれば、数年先には頭5つくらいリードできる絶好の機会になるはずなんですがね。

僕の住むソフトウェア系で、前回と今回のバブル崩壊で変わったと思う点は、業種によるものの、オフショアリングに関する経験と知識、技術が現地とオフショアリング先双方に広がっている所であり、コストの高い現地人エンジニアを最小限にしたまま、スピードをさほど落とさずに開発を進められる点。
まぁ、互いに慣れてきたという感じなんでしょうかね。

この海外の開発拠点は、自社で立ち上げようと、他社のリソースを使おうと、最初の立ち上げが大変なものの、軌道に乗ってくればコストの恩恵を大いに受けられるし、時々出張とできて楽しい。(そういう意味では自分が出張したい国に作るという手もアリだな・・・いや、でもトルコはないってw)
ちなみに今はもうインドと中国だけがオフショアリング先じゃないす。

あと、Coderも使える人は使えるという感じになってきているので、いよいよシリコンバレーは本社機能のみ有する形になっていく未来がこの先にあるんじゃないかと思う。

ついでにその先は、ネットの中に本社機能があるという感じになるはず。

そうなれば、プロジェクトベースの小さな集合体が無数に出現するような、面白い世界の扉がやっと開くのだろうと思う。

2008/10/01

米国金融危機とシリコンバレー

某社新製品の発表前後、いきなり忙しくなってきました。さよならニートな日々・・・

さて、一旦下院では否決されたものの、さすがに上院では修正金融法案が可決されましたな。

シリコンバレーの現状としては、特にお金を扱うことを生業とされている人々にはさすがに悲観論が出てきてる感じでしょうか。
大企業の株価もこれだけ下がってくると、株式交換でのM&Aも今後道筋が見えにくい感じになるでしょう。

奥の細Exit道。

でも俺のターン!(笑


僕にとっては既に去年の夏以降から、個人投資家レベルでは財布の紐を締めにかかっているということを経験していたこともあり、また今年の初め頃には現地VCもそういった空気になっていることを感じた(というか単に自分のせいで全滅したんだけどさ)ので、その後はニートをやりつつも試行錯誤していましたが、、、

結論から言うと、今は久々にすごいチャンス到来なわけです。アタックチャーンス!!

もし、今、ここでいいスタートを切ることができれば、いい人取り放題!オフィス探し放題!101も運転し放題!サービス満点ジンギスカン食べ放題!!ってな感じで何でもかんでも買い手市場なんですな。

実際にオフィスレントはもう下がってきてるし、ウチなんて11月が更新なのですが、あれやこれやで引き止めがスゴイ。
契約上は、11月末までならいつ出て行ってもいいので何も返事してませんが、これがもし2年前であれば、2ヶ月前に更新するかしないかの返事をしない場合、「もうマーケットにその部屋を出すから」と言われ、追い出されてたはずであります。

次のステップを見越して人材エージェントにも連絡した所、予想通り。今なら結構いい人います。
インドのアウトソース系会社にも連絡したら去年春先と比べて仕事くれくれ状態だし、もう今から値引き交渉ワクワク(笑

ここでも書いたけど、少なくても今後1年間は、頭5つくらい抜け出す10年に一度の絶好の仕込み時期だと思う。(このエントリー書いた3月よりも今の方がチャンスですよ)

ということで、ワシャ、今に全てを賭けるッ!!

で、景気回復の頃にはそのジャンルのトップを軽快なスキップで走ってる予定。

あくまでも予定。

(いや、しかし、今は早くビルドできない問題解決しなきゃ。オーイ、ビルドの順番・・・あの、環境依存はやめて欲しいんですけど・・・)

2008/09/19

ニートな日々

あれっ、気がついたらもう9月になっとるじゃないですか!

ワタクシ、ここしばらくニートみたいに何もしないで過ごしてました。
長い夏休みだのー。


そして気がつけば知らぬ間にBloggerのマイレポートインターフェースも変わってた。

いや、何もしていなかったというワケではなく、趣味の夏ということで新しい趣味を見つけようと
↓こんなのや



あ、これは元々の趣味だった(笑
しっかし、Crysisはヒドイ。Daemonが入ってると起動しないんですよ。
Crysisをやる度にPCを移動するのメンドイから段々プレイ回数が減ってきた・・・

あと、↓久々にアート系とかにも手を出して火傷したり(面白くて離れられなくなった)



上はこの前遊びに行ったヨセミテのグレシャーポイントを見たくなってTerragenで描いてみた習作。
岩の質感はなかなかよくできたな。。。
しかし大気を3D Volumetricにした途端、レンダリングに要する時間が数倍になりました・・・

元々の参考写真はこれだけど、やっぱり植物系のオブジェクトはちゃんと植えないとダメね。



その他はひたすら身体を鍛えてました。でもあんまり見た目が変わらないのはナゼ?!

さて、そろそろゴソゴソと活動を再開しようか。

でもニートもやめられない今日この頃。

もうちょっと・・・もうちょっとだけ寝かして。


2008/07/26

テクノロジーと冒険と。時々BBQ

今日は日本から出張中のRさんと、こちらに赴任中で某誌記者をしているAさんとBBQしてました。

いや、しかし今日の燃えるような暑さの中での野外BBQはちと辛かったですな。


とりあえず、トムとジェリーを意識したサーロインを一番最初に投入。(ジュッって瞬間収縮はしなかった)



うめえうめえ・・・。

Rさんは現在、日本の某VCのキャピタリストとして活躍中ですが、前職はAさんと同じく某誌の記者でした。
僕とRさんの出会いは2001年頃のシリコンバレーでして、当時R氏の書いたVoIP関連の記事を見て、僕が問い合わせをしたことが最初のキッカケだったと思います。

よく考えるとあれからもう7年ですか。。。いやー、互いに若いままですね(あえて僕も昔と同じままだと言っておこうw)

日本のスタートアップ関連については、Exitが厳しい分、なかなか国内で投資案件を見出すことが難しい状況のようでしたが、今はドバイ以外そういう時代なんでしょう。(いきなりドバイて・・・)
この、「Exit環境が厳しい=増資も厳しい」という関係は、現在のシリコンバレー界隈でも同じだといえます。

Exitが見えなくなると、スタートアップにとっては一気に買い手市場となり、バリューもガタ落ち。
まだバリュエーションしてもらえるスタートアップならいいですが、ほとんどのアーリーステージのスタートアップは対象外という時代に既になっています。(経験者談)

この状態は来年にかけてもっと進むでしょうが、苦しい中でも次の時代を見据え、立ち位置を確保していたスタートアップのみが、その次のチャンス時に大化けするわけであります。
そういう意味では、今はちょうど2001~2002年くらいの雰囲気なのではないかと感じる今日この頃ですな。

「Exit環境の冷え込みと、スタートアップ・バリュエーションの卑猥な関係」という話題で次回またBBQしましょう。

さて、某誌記者のAさんからは、ズバリ「ネット家電がアツイ」という話。

ちょうど先々週、Aさんと一緒にランチをしていた時も二人でその話題で盛り上がったのですが、今は委託先、ネットインフラ等が整ってきており、昔と違って自前で用意せずとも他社のサービスにも乗り入れながら、「やろうと思えば意外とやれる」という時代になりつつあるみたい。
結果として、日本でもCerevoとか面白いハード系スタートアップが芽生えつつあるとのこと。

ソフトウェア系のスタートアップであっても、今は一から十まで全て揃えるなんてことはせず、必要な部分はオープンソースコミュニティに参加したり、外から買ってきて普通に使うわけですから、それに似たノリがハードの世界でもできるようになりつつあるというのは何か分からないけど何となくチープ革命。

ともかく、Cerevoには何とか頑張ってプロダクションに漕ぎ着けて欲しい所。

あとはハードの世界はソフトの世界と比べてユーザー層も考え方も違うと思うので、そういうのでいいんか?というマーケティング側の意思決定がより重要なファクターになるのでしょう。(まさかベータではリリースできんだろ・・・)

と、そんな感じで両国のテック系スタートアップの話もいろいろと交えながら、いやしかし、今日はアツーという一日でした。

肉。

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業務連絡:Aさんへ
すみません、せっかく頂いたワインの栓を開けずそのままでした。
私は飲めませんので、次回まで取っておきますね。早めに飲みに来てください。

業務連絡:Rさんへ
ドバイでの投資家探しは、アラビア文字がよく分からないのと、もし返せなかったら、「200回ムチ打ちの刑」とかに処されそうなので、今回は諦めておきます。(アラビア語の契約文中にムチ打ち条項とか入っていたらまず見つけられません)

でもエミレーツ航空には乗ってみたいすねー。

2008/07/14

昇進!!

今更ですが、やっと昇進しましたよ。

特務曹長にッ!!

いやー、長いっつの。。。特務曹長だけやたら長いっつの。


だって、一等軍曹から曹長に上がるのは、12,000ポイントを稼ぐことが必要なのに対し、曹長から特務曹長になるには、30,000ポイントが必要なんですよ。これって倍以上ですよ。

で、特務曹長から次の位である少尉までは10,000ポイント・・・何でよ。何で1/3に下がるわけ?どういうバランスなわけ?
参考

(ちなみに1ゲームで稼げるポイント数は、多くても60~70ポイントくらいで平均すると40ポイントくらい。時間は1ゲーム大体20分だとすると、、、僕はどんだけこのゲームに時間を投資したのかアフォです。全く持ってアフォです。でもこれからもアフォであり続けますよ俺!!)

とにかく、一時期離れていたBF2ですが、これにて全ての武器のアンロックが完了したため、心置きなく離れることができるようになりました。

ちなみにこんなバッジになりました。ワーイ、何かつよそー→

2008/07/07

日本へ行ってました

ここしばらくの間、久々に日本へ行ってました。(といっても、北海道と京都)

いやー、「暑い」と「北海道はサミット・ポリスだらけ」でなかなか良かったです。(何が?)


北海道ではジンギスカンや寿司を食べまくり、京都ではなぜか中華を食べまくり、そして何かに取り付かれたように毎日スーパー銭湯行ってました。ジンギスカン食べてスーパー銭湯。寿司食べて銭湯スーパー。いやぁ極楽極楽。

そして日本はやはり食べ物が最高!
何かコーラとかもきっと味が違うはず!(この思い込みで全てが美味く感じたのだと思う)

でも何でか知らないけど、毎回日本へ行くと鼻毛の成長率が著しい。何をそこまで飛び出て主張したいのか、とにかくみんな一斉に出てきてしまうのはナゼ?

さておき、一つ日本の状況も変わったなという所では、今回日本でM&Aコーディネーターの仕事をしている友人と会ったのですが、彼曰く、「日本のM&A市場がここ数年でかなり活発になってきている」という部分。
また、某大手SIerで偉い人をしている知人も、去年からとにかく会社を買えという流れになってきていると言ってました。
(誰ぞ、日本のM&A市場が活発化しているというデータがあれば教えて下さい)

で、現在の日本のM&A市場状況を集約すると以下のような感じらしい。

● テック系スタートアップの買収がメインではなく、ほとんどは大手企業同士か、何十年も事業を継続しているような中小企業で、後継者がいないからもう売るーみたいな理由の買収がメイン

● ソフトウェア会社買収の場合は、技術云々ではなく、開発人員を増やすための買収がメイン(特にSIerは人集めに苦労しているらしく、集まらないなら買ってこいー!みたいな感じらしい)

● 買収時のバリュエーションに関しては、売りたいか買いたいかによるものの、大体利益の2~3倍くらいが目安だとか(何この投売り超特価。。。税引き前か税引き後か聞くの忘れたけど、とにかく売上げベースじゃないみたい。)

ただし、スタートアップの資金調達に関しては、これまで通り非常に厳しい状況であること。
特に今はVCが全くと言っていい程お金を出さない。

この辺ですかね。

アメリカに関しては、僕自身も過去のエントリーで自らの体験を紹介しているように、資金調達は引き続き極めて難しい。
また、それに追い討ちをかけるようにM&A市場も下がっているらしい。ヒィエ。
参考1, 参考2

いやはや、、、

人生三度目の氷河期キタYOーーーーーーN!!!
(一回目:就職氷河期、二回目:ITバブル崩壊、三回目:ナウ)

という所でしょうか。

とにかく、これまで低成長を続けてきた日本のM&A市場の突然の上昇については、Exit戦略としてIPO市場が腐っているという点と、「買収されることは負けではない」という企業経営者の考え方の変化、そして日本の大手企業が「自社だけで全て賄わず、他社を買収してでも成長する」という手法を試しつつあるという変化があるのかも知れません。(まだまだバリュエーションがアレですが)
いつの日か、シリコンバレースタートアップのexit対象として、多くの日本企業の名が見られる日が来ることを願っています。


ところで、今回は帰り道に成田空港へ直接行かず、Nikon D60レンズキットをゲットすべく瞬間的に秋葉原へ寄り道。

あるかな、あるかな、、、5万円台であるかな・・・と探すことしばし・・・で、発見!!ヤホー

↓D60で斜めから見たD60を撮ろうと試みたけど無理なのでiPhoneで撮りました画像。



ワタクシは一眼レフ初心者なので、この入門機をベースに今後いろいろと勉学に励むことにしました。

とりあえず慣れてきたら200mm望遠VRレンズ買って、鼻毛伸び率の記録でもしていきたいと思います。

2008/06/11

こういう生き方を何と呼ぶのか

ここ最近、気になることがあります。

例えば、シリコンバレー内には僕を含めて以下のような生き方をしている人々が結構存在するのではないかと思うのですが、それを一言で定義したような表現が見当たらないのです。

誰か知ってたら教えてくだされ。


<前提条件>
● 面白いアイデアを持って時代を一つ先に進めたい、時代を切り開きたいという心がある
● 大企業で何かを実現するのではなく、少人数のチームを立ち上げて数年以内にやり遂げる

<スタートアップに対する考え方>
● スタートアップを自己表現の場として考えている
● 一つの場所に全員集まるのではなく、ネットを使って分散された少人数のチームを作って運営
● 自分が会社を興してもいいし、スタートアップメンバーもしくは近い状態で参加するもよし
● 一つのスタートアップに全てを掛けるでもいいし、複数掛け持ちしてリスク分散してもよし
● 一つのスタートアップに参加している期限をある程度決めている
● 現役の間にいくつのスタートアップを成功させられるかを意識している(生涯成功率を意識している)

<収入>
● 年収という概念がなく、プロジェクト(スタートアップ)毎の成功報酬・生涯資産・生涯成功率という概念
● スタートアップを経済的自由を手に入れるための手段として考えている
● IPOではなく、スタートアップそのものや資産の売却による個人資産の形成が目的

この辺ですかね。

どうもね、シリアルアントレプレナーという表現だと違う気がするんですよ。
これだと、意味合いとしては何がなんでも一生起業し続けまくる人なんですが、たまには面白そうなプロジェクトにCo-Founderにこだわらず参加してみたり、プロジェクトに半分参加してみたりと、その辺もう少し自由な感じなんですがね。

仲良くしているSF在住でS気質でもあるSさんにもS談、いや相談した所、Startup as a way of lifeがしっくりくるのでは?という話もあったのでSが、今の所はこれが一番しっくりきてる感じでしょうか。
あとは、スタートアップをプロジェクトと見据える考え方かな。

というわけで、ここを見ている僕のアミーゴの皆さん、こういう生き方を定義する良い表現のアイデア、もしくは既に存在しているという情報があればコメントに残していって下さい。

素敵なアイデアや情報には、「最近同僚も失いニートな俺ッ!暇なので一週間で2キロ減量にチャレンジしてみました。なんと、人は一日卵かけご飯2杯だけで一週間生きられるッ!だが我慢も限界で既にリバウンド発生!素人にはお勧めできないッ!!」をプレゼントしたいと思います。

できれば、、、できればですが、一言がいいんですけどね。

2008/06/04

そしてこれから

スタートアップの日々というのは前回の通り、諦めと再構築の連続だなぁと、思わず遠い目で振り返ってしまいました。

一つのプロジェクトが運良く一発でエンジンのかかる場合もあれば、うまく始動できずに新たなプロジェクトを興し、またエンジンをかけ直すということも多々あることでありまして、ダメならダメでとっとと次に向かって直進行軍するしかありませぬ。


僕の会社については、とりあえず社員とも話し合った結果、残念だけど今回のプロジェクト閉鎖と共に皆には去ってもらい、また一人で再出発することにしました。
彼らは、僕の会社には本当にもったいない人々でしたが、しょうがないすね、これまでのように給与を保証できる状態でもないし。


最後の日、「また会おう、そしてまたチャンスがあったら一緒にやろう!」と声をかけ、サヨナラしました。

しばらくの間、一緒に仕事ができて本当に良かった。そんな気にさせてくれる仲間でした。

さて、このように現在は、「まぁ、また一人でノンビリ再出発するか」という状態ですが、一人でもやるべきことはあるので、とりあえず次を目指して頑張ってみるつもりです。

その他としては・・・
もろもろとプロジェクトのクローズ作業をやっていた先日、たまたま以前から知り合いだったPh.Dの肩書きを持つ某エリートエンジニア氏と某スーパーで遭遇し、その後互いの境遇を話し合いながらランチを一緒にしている内に、彼の使える時間の範囲内でいろいろと手伝ってくれるというラッキーな偶然にも恵まれました。

味のりを買いに行って、本当に良かった。

やっぱり、一人より二人、二人より三人。しかし、五人以上を率いることがめったにないためか、それ以上になると顔と名前が一致しなくなるという僕ではありますが、アイデアをいろいろと話すことができる相手がいるというだけでも嬉しいものであります。

いずれにせよ、しばらくは一人の時間を強制的に持つことになったので、やるべきことをやりつつも、これまで暖めていたアイデアなんかをもっと具体的に調査していく時間として、「今」を無駄なく有効活用していこうかと考えてます。

とりあえず、明日は昼まで寝てそれからジムでも行こうっと。(何してんの俺?)

2008/05/28

諦めと発見の日々

スタートアップを日米通算で10年以上やっている身として思うことは、スタートアップの日々というのは、「諦めること」と「新たな発見」の繰り返しだという所。


「これをやろう!」と思って始めてみても、あらゆる事情で完成させる所まで辿りつくことができなかったり、リリースしても全く鳴かず飛ばずだったり、「今回はイケる!」と思っても途中でクビになったりと残念な結果に終わるプロジェクトも多い。

企業に勤めている身であれば、仮にそんなことがあっても「明日からどう生きるか?」という心配をあまりしなくて済むけど、自分でスタートアップをやっていると、こういう結果が「で、俺、明日からどう生きるのさ?」という場面にそのまま直結しちゃうこともあるわけであります。
(でもまぁ、「明日からどう生きる?」については、何年間もそれと格闘してきているためか、もう脳がマヒしちゃってて、なかなか危機感を持つまでには至らなくなっている自分がコワヒ)

今回の場合だと、ここ数ヶ月いろいろ頑張って資金調達しようとしてたけど、結局全滅という結果に終わり、去年から考えていたプロジェクトを止める決断をしました。

厳密に言うと、「出すよ」という所も実はあったものの、もろもろの事情により諦めることにしました。
しかしまぁ、プロジェクトをリリースできて、結果として鳴かず飛ばずということならばまだサッパリと諦めもつくものの、プロジェクトを完成させるまでの資金が続きそうにないから諦めるのってのは、どーなのさ?

・・・キィー!ムカつくぅ!自分にぃ!次を見てろろろッ!ってな具合ですな。

でも自分を責めないよ俺、俺で俺を恨まないよ。なぜなら俺はやればきっとできる子だからさ。大丈夫さ!俺!(もう言ってることが支離滅裂)

さて、上記の僕のようにスタートアップには、「残念だけど諦める」ということもよくある微笑ましい光景であります。

と、同時に次にやるべきことが目の前に転がりだすことも常でして、スタートアップって割とこれの繰り返しの毎日なのです。

僕の今回の場合もそれと同じで、次やるべきことが何となくまた目の前に転がってきており、いつものことながらピンチの後には必ずチャンスが訪れるという所を地で行ってるなぁと思う反面、チャンスの後のピンチも常にセットでついてくるのはナゼに?!と、この世のバリューセットについて、そこはかとなく諸行無常の理を感じる昨今であります。

まぁ、とにかく、今回の新たな発見は、前回プロジェクトの資産も一部流用できて、やってきたことが無駄にならないと思われるものなので、今後はとにかくこの道を「男塾、直進行軍!」のごとくひたすら突き進むことにしました。

諸行無常バリューセット一つ。。。あ、今後はピンチ抜きでお願いね。もう辛いのいらないから。

2008/05/02

久々です

ありゃ、気がつけば1ヶ月以上も書いていませんでした。

日本はGWですな。

アメリカの大型連休はなぜか冬場に集中しているためか、こういう季節に大型連休があるっていいかも知れないと思う今日この頃であります。


さて、これまでいろいろと僕の失敗談も書いてきましたが、今日はVC側の面白い失敗談も見てみましょうということで、先日会ったBessemer Venture Partnersのお話を。

普通のVCは、めったに自社の失敗をWEB上で晒すことなどしていないのですが、ここは普通とはちょっと違う。さすが老舗!余裕の情報公開といった所でしょうか。

このVCのPortfolioの中に、Anti-Portfolioというリンクがあるのですが、これはBessemerが過去に投資案件として扱ったものの、結局投資を見送り、結果そのスタートアップがその後大爆発しちゃったエヘ、という話の集大成であります。

で、その中で特に面白いのが、以下のあたり。

● Apple
IPO前に投資できたけど、価値が高すぎると判断したのですな。
その後のAppleの成長ぶりを見ると涙なくしては語れません。

● ebay
は?切手?コイン?マンガのオークション?そんなの誰もつかわねー!と思ってたら大バケしちゃった。
あれ?あれ?あれれれれー!時よ時代よもう一度ッ!

● FedEx
信じられないことに7回も投資話を断っちゃったよ!!
7回行く方も行く方だけど、7回断る方も断る方だなコレ。
「7度目の正直でまた来ました!Bizplan見てちょ!」「よく来たね、でも投資しませんから!」
いやぁ、ムゴイ。。。
しかし、僕もFedExから、「6回断られ続けても涼しい顔してまた行く」という教訓を学びました。
僕は今の所、同じ所に3回断られた経験があるのですが、3回くらいで諦めてたらダメっすな。

● Google
出たよ本命。
ただ、これはよく聞く話なのですが、Googleに投資しなかったVCというのは実際に結構あったみたい。
当時の検索市場というのは、20社以上がひしめきあっていて混雑市場と見られていたことと、時代が検索からポータル(昔、この言葉もよく聞いたな)という概念に変わっていたんですな。
ガレージがどうのこうのって所も脚色してそうだけど老舗ならではの感覚かも知れん。

いやー、このように余裕の情報公開だねと思うけど、実際にBessemerのPortfolioを見ると、やはり抜け目なく良い所にちゃんと投資できているのがさすが老舗。老舗。

大体、シリコンバレーのVCもピラミッド層になっていて、こういう信用ある老舗やセコイア等の投資効率の良いVCが頂点に立ち、その他はおこぼれを拾うような状態になっていますが、BessemerのAnti-Portfolioも見て分かる通り、おこぼれが炸裂することもまた世の常であり、そういう眼力やネットワークをいかに養うかという所もまたVCの醍醐味なんでしょうな。


2008/03/27

サブプライム不況とスタートアップ (2)

先日、シャワーを浴びようと風呂場へ行ったら、湯船の脇にキノコが生えているのを発見。

元々、換気が悪そうだな~とは思ってたのですが、キノコってヒィぃ!

全然関係ない出だしでしたが、今日は前回の続きで、今のアメリカの不況とスタートアップ関連のことを少将じゃない少々。
(変換一発目が少将になるって・・・)


で、実際にどうなの?という部分おいては、少なくても僕の知る限り、「これまでのような勢いでVCがIT系スタートアップへ積極投資した時代はたぶん2007年の夏頃までで、今は昔。ああ兵どもの夢の跡」というのは前回ちょっと書いた通り。

しかしながら、お金を持っている所はどこかに投資しなければいけないわけで、そういう資金が最近はITを避けてクリーンテックや代替エネルギー分野、そしてライフサイエンスあたりに回っているわけです。
ちなみに、2001~2003年頃のITバブル崩壊後も今回と同じく、特にライフサイエンス分野に投資資金が大量に流れていたので、時代は繰り返すのだなぁという所であります。(データ失念したけど、どっかで見たというレベルの理解ですがね)

僕の知り合いの中でも、これまでずっとIT系しかやっていなかったのに、最近突如としてライフサイエンス系のスタートアップに乗り換えたような人もいますが、特定職種以外ならばこのように風の吹いている所にシュタッと舞い降りるような身の振り方もあるのかも知れません。(僕には無理ですが)

このように、スタートアップ全体的には一部を除き資金調達が非常に厳しい状況になっているものの、逆を言えば時代に関係なく、IT系スタートアップの中にはいいディールもあるだろうから、大手~中堅VCがそれらスタートアップに手を出さない今は、新しくて小さいスタートアップVCにとって青田刈りチャンスの時期でもあるだろうと思う。

ただ、現状のシリコンバレーがこのような空気であると肌で感じるものの、じゃあIT系はみんな悲惨な扱いなのか?というとそうでもありません。

僕の周りに関して言うと、一部の人気スタートアップにはすごい数のVCが寄ってきており、「断るのが大変だよアハハー」と、一瞬グーパンチ出してやろか、と思うようなことを言っていた某社CEOもいました。
その企業は、ソフトウェアではなくハードウェア系なのでちょっと違うかも知れませんが、売上げもまともな顧客もまだいないのに、よほど製品そのものが魅力的に見えるのか、毎日毎日VCが通ってきているようです。
しかしながら、その某社CEO曰く、「近々IPOもしくはM&Aを考えているので、今回のラウンドには投資銀行しか入れるつもりはないッ!!」ということでありました。

売上げもまともにない段階で、どうIPOを考えているのかは謎ですが、顧客がいなくともこのようにモテる所はモテるんですよ。これが世の常これが現実ッ!!という所ですな。

その他、ソフトウェア系では周りに惑わされず、早い段階からビジネスの方向を確実な法人顧客向け等に設定し、地味だけどキチンとしたビジネスを展開している所は固い。
今後、コンシューマ向けのサービス展開をしているスタートアップの多くは、「確実な売上げ」を目指してエンタープライズの方向に舵を切るか、もしくは例えばiPhone等の新しいデバイスの可能性に掛ける所が増えていくだろうと思う。

2001年頃の話に戻るけど、当時のシリコンバレーでコンシューマ系のソフトウェアビジネスというのは、すんごい不況に見舞われた時代ということもあって、ほぼ壊滅したような状態になっていた。
また、僕の前創業会社でも最初はコンシューマ向けにサービスを展開していた製品を、その後エンタープライズ向けに仕立て直して方向転換したことを覚えてる。

そして、そういう時代は2004年前半くらいまで続き、2004年後半から2005年に入るとWEBサービスを始めとしたコンシューマ系ビジネスがまた一斉に花開いた時代となり、去年くらいまでそんな時代が続いたものの今不況という所。

このように当時も今と同じく、多くのスタートアップ達は資金調達に苦労していたので、皆、確実なお金になる方向へモデルを転換して迷走していたような時代だった。

今回の場合だと、2005~2006年頃に資金調達を完了し、今だまともに成長していなくて、次の資金調達のアテのないコンシューマ向けサービスは、かなりの数が迷走中なのではないかと思われる。
「これからスタートしますぜ」という一発目の資金調達も大変だけど、「スタートして数年経つけどあまり成長してないので方向性変えます」という環境下で行う資金調達もまた結構大変。

やはり、常に人と違う方向を向いて、自分の時代を待っているような、バチコーイ体勢でいないとダメってことですな。
時代が動いた時に慌てて動くのではなく、時代が動くのをジッと待って、動いた時には既にそこのフィールドで数年の経験があるという状態が望ましいでしょう。

そうこう考えていると、現状、大まかに感じる所としてはまさに今は2001~2002年あたりの状況に似ているのでは?ということ。
慌ててビジネスの方向を変えるスタートアップが見える部分もそうだし、PC上のサービスはもうダメだ。これからは携帯の時代だ!と言われている所も同じ。ちなみに、中国市場だ!という部分もちょっと形は違えど同じ。

この時代はもう2~3年は続くのかも知れないので、その間に次の時代を見越して、自社のビジネスをどう仕込むかが大事でしょうな。

さて、そろそろキノコを栽培・・・いや、収穫してこようと思います。


2008/03/20

サブプライム不況とスタートアップ (1)

最近の大まかなスタートアップ事情については、日本でもそうかも知れませんが、シリコンバレーも相当参ってきているようで、僕の知り合いのスタートアップも最近2社ほどクローズし、VCについても1号ファンドが終わり、2号ファンド生成中でもなかなかお金が集まらなくなってきたという話も聞くようになりました。


このように昨今の経済事情は、サブプライムの勢いもあって実感としてあまり芳しくないと感じるものの、僕の場合は前回のスタートアップも結構ひどい時期(2002年頃)に資金調達活動をしていたので、実はこれが普通なのではないかと思う次第であります。

さて、僕の会社も引き続きシリーズAに向けて走り続けていますが、話が続いてデューデリまで行っている所もあるものの、基本的には以下のような理由で玉砕街道まっしぐら中!

  • まだ製品がない、顧客がいない (これが最も多い断り文句。ビジネスが見えていないと難しい。ウム)
  • 既にポートフォリオがいる (後半は同ジャンルの会社に複数投資しているVCは避けたものの、VCのポートフォリオに載ってなくてもステルスで同ジャンルに投資してる所もあった。騙されたー)
  • マーケットが見えない (混雑していると見ているか、専門分野ではないので全然見てないかのどちらか)
  • 調達金額が大きい (これは結構大事。後半は見直したものの、まだ言われたヒー。でも最小限で計算し直して違う案で再提出した所、話を続けられる所もあった)
  • 秘密 (僕と実際に会った人にだけ教えてあげるウフフ)

次に、現在進行中も含めて話が続いているVCが僕の会社の何を気に入っているかと言うと、

  • 将来のマーケットサイズの可能性 (大化けすると思っている)
  • 製品の目新しさ (他社との差別化部分を認識できるくらいマーケットを知っているVCのみ)
  • 投資戦略に内容が合致している (中にはシリーズAまでのブリッジのみを担う超アーリーステージ専門のVCもある)
  • 理由は分からないけど何か好き (直感を信じるタイプのキャピタリストも中にはいる)

と、こんな所であります。

これまで25社以上のキャピタリストと会って、その後のレスポンスが全くなかったのは3社のみで、ほとんどのVCはちゃんと返事を返してくれたり、アドバイスをくれたり、他社を紹介してくれたり、僕達が次のステップへ移行できることが条件で話を継続したいのでKeep in touchでお願い、という形で閉まるパターンが多かった。

ちなみにですが、レスが全くなかった3社のうち、2社は担当が日本人だった。(知らなかったけど意外といるいんですよ、日系VCではなく、現地VCで働く日本人)
で、こんなシリコンバレーみたいな外国で訪れたVCに同じ日本人がいたら、何かテンションも上がっちゃうじゃないですか。「おっ、同じ日本人同士だし日本語でOKだし、分かり合えるかも!これはいけるかも!互いに大変だよね!」だとかさ。

ところが、会って話をしてみると、一番元気がなくて反応が薄くて質問もなくて、その後連絡してもノーレスポンスだったのはニホンジンダケ!おーい大丈夫かー?生きてんのか?疲れてるの?

逆を言うと、その他は全員日本人以外のキャピタリストでしたが、上述したように全員レスポンスや次がある場合は宿題があったり、自社からの投資が難しい場合は他社の紹介等があったので、何だか日本人とローカル連中との元気差にガクゼンとしてしまい、とりあえずオフィスから彼らに元気玉を送っておいた。

今思えば、そんなモノより栄養ドリンクでも送っておいた方が良かったか?

まぁ、しかし現地でビジネスをやるなら、大きい所も小さい所も含めてちゃんとローカルのVCを血眼になって周った方がいいと思う。
現状の経済状況だけに、ビジネスが見えないと普通はあまりかまってもらえないけど、そこには知らないネットワークやらこれまで知らなかった知識が埋もれているから。

ちなみに僕の場合、現状の経済状況下で自社のビジネスモデルで現在のステータスだと、一番のSweet spotは、
  • 二桁ミリオンのファンドサイズ
  • 1社あたり$3ミリオン以下の投資戦略 ($1ミリオン以下、もしくは前後が多い)
  • 設立されてまた新しいVC (1~2号くらいを運用している所)
この辺だと結論した。

有名どころのVCは、いろいろとアドバイスはくれるし、ネットワークも紹介してくれるけど、何となく出来上がってしまっているためか、特に不況時にはこれまでのネットワーク上からハミ出ずに商売している感があるのに対し、新しいVCは担当者がCo-founderであったりするので、推進力に違いがあるというあたりが大きい。

続きはまた次回でーす。

2008/03/10

ロスのVCとシリコンバレーVCの違い

先週、しばらくロサンゼルスへ出張していました。

仕事の件もあったのですが、ついでに紹介されていたVCにも接見しようという試みであります。


普通の仕事面では、なかなか面白い具合に話が進み、チャレンジ精神をくすぐられる良い機会に恵まれて最高でーす。
しかも気温も毎日25-6℃くらいの晴天で南カリフォルニアってホント最高でーす。

資金調達面においては、シリコンバレーVCと見るポイントやコメントの内容そのものはあまり変わりませんでしたが、フレンドリーさが違いました。
ま、あくまで会った人々がそうであるだけであるかも知れませんが。

あ、ごめん、表題の割に違いは「フレンドリーさ」だけだった。(笑

いや、あと、「日本人なら中国での展開は考えてないの?」みたいなことも言われましたか。
いや、同じこと言われたのはロスのVCだけじゃなかったのですが、ワタクシ日本人ですがナゼに中国?と思って聞くと、やはり彼らも中国に拠点があり、中国マーケットで展開しているスタートアップには積極的なんだそう。
アジアはアジアとして結構大まかに括られているのか、そのように聞いてくる人もたまにいますということで。

そういや、話は変わるけど中国人の性質はむしろインド人に似てるんじゃないかと思う。いろいろな意味で。
少なくても僕の経験上、中国人とインド人は何か共通点があるような、何かが似てたと思う。いろいろな意味で。
しかし、これを本人に直接言うとなぜか互いに嫌がるという謎。(笑

しかし、彼らの「アグレッシブさ」は何だろう、、、どっか壊れてないと行けないんじゃないの?って所まで行っちゃってる人も中には見かける。

もうね、KYとかいう次元じゃない。空気読めないとかじゃなく、読む気すらないレベルが大佐級。きっと生まれながらにして少佐くらいの地位にいるんだと思う。(ちなみに僕は名の通り上級曹長クラスです・・・)

やっぱり、「アグレッシブさ」「しつこさ」「気合(気合ってw・・・と思うけどこれ結構大事)」そして、「ネットワーク」ですか、この辺が何かおかしなことになってるんだよなぁ。

とりあえず、少なくても最初の3つは少佐くらいになれるよう今後共精進したいと思います。