2008/07/26

テクノロジーと冒険と。時々BBQ

今日は日本から出張中のRさんと、こちらに赴任中で某誌記者をしているAさんとBBQしてました。

いや、しかし今日の燃えるような暑さの中での野外BBQはちと辛かったですな。


とりあえず、トムとジェリーを意識したサーロインを一番最初に投入。(ジュッって瞬間収縮はしなかった)



うめえうめえ・・・。

Rさんは現在、日本の某VCのキャピタリストとして活躍中ですが、前職はAさんと同じく某誌の記者でした。
僕とRさんの出会いは2001年頃のシリコンバレーでして、当時R氏の書いたVoIP関連の記事を見て、僕が問い合わせをしたことが最初のキッカケだったと思います。

よく考えるとあれからもう7年ですか。。。いやー、互いに若いままですね(あえて僕も昔と同じままだと言っておこうw)

日本のスタートアップ関連については、Exitが厳しい分、なかなか国内で投資案件を見出すことが難しい状況のようでしたが、今はドバイ以外そういう時代なんでしょう。(いきなりドバイて・・・)
この、「Exit環境が厳しい=増資も厳しい」という関係は、現在のシリコンバレー界隈でも同じだといえます。

Exitが見えなくなると、スタートアップにとっては一気に買い手市場となり、バリューもガタ落ち。
まだバリュエーションしてもらえるスタートアップならいいですが、ほとんどのアーリーステージのスタートアップは対象外という時代に既になっています。(経験者談)

この状態は来年にかけてもっと進むでしょうが、苦しい中でも次の時代を見据え、立ち位置を確保していたスタートアップのみが、その次のチャンス時に大化けするわけであります。
そういう意味では、今はちょうど2001~2002年くらいの雰囲気なのではないかと感じる今日この頃ですな。

「Exit環境の冷え込みと、スタートアップ・バリュエーションの卑猥な関係」という話題で次回またBBQしましょう。

さて、某誌記者のAさんからは、ズバリ「ネット家電がアツイ」という話。

ちょうど先々週、Aさんと一緒にランチをしていた時も二人でその話題で盛り上がったのですが、今は委託先、ネットインフラ等が整ってきており、昔と違って自前で用意せずとも他社のサービスにも乗り入れながら、「やろうと思えば意外とやれる」という時代になりつつあるみたい。
結果として、日本でもCerevoとか面白いハード系スタートアップが芽生えつつあるとのこと。

ソフトウェア系のスタートアップであっても、今は一から十まで全て揃えるなんてことはせず、必要な部分はオープンソースコミュニティに参加したり、外から買ってきて普通に使うわけですから、それに似たノリがハードの世界でもできるようになりつつあるというのは何か分からないけど何となくチープ革命。

ともかく、Cerevoには何とか頑張ってプロダクションに漕ぎ着けて欲しい所。

あとはハードの世界はソフトの世界と比べてユーザー層も考え方も違うと思うので、そういうのでいいんか?というマーケティング側の意思決定がより重要なファクターになるのでしょう。(まさかベータではリリースできんだろ・・・)

と、そんな感じで両国のテック系スタートアップの話もいろいろと交えながら、いやしかし、今日はアツーという一日でした。

肉。

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業務連絡:Aさんへ
すみません、せっかく頂いたワインの栓を開けずそのままでした。
私は飲めませんので、次回まで取っておきますね。早めに飲みに来てください。

業務連絡:Rさんへ
ドバイでの投資家探しは、アラビア文字がよく分からないのと、もし返せなかったら、「200回ムチ打ちの刑」とかに処されそうなので、今回は諦めておきます。(アラビア語の契約文中にムチ打ち条項とか入っていたらまず見つけられません)

でもエミレーツ航空には乗ってみたいすねー。

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